注文住宅に和室は必要?取り入れるメリット・デメリットについて解説!
これから注文住宅を建てようと考えている人に、今回の記事はおすすめです。和室を取り入れるときのメリットとデメリットを紹介します。和室が必要であれば積極的に導入しましょう。特に、小さい子どもがいる家庭やシニアの両親と同居している場合などは、和室を導入するほうが喜ばれるでしょう。今後の参考にしてください。
注文住宅に和室を設けるメリット
5つのメリットを紹介します。小さい子どもがいる場合は有効でしょう。安全に快適に暮らせます。健康効果も期待できるので、アレルギーに悩んでいる人にもおすすめです。
来客用に使用できる
応接室代わりに使用できるのがメリットです。家族がくつろいでいるリビングは生活感が溢れているので、可能であれば来客用に使用したくないものです。和室であれば落ち着いた雰囲気で来客を迎え入れられます。また、宿泊することになった場合でも、布団を敷けば和室で宿泊できます。フローリングに布団を敷くのは戸惑いますが、畳の上であれば問題ありません。
子ども部屋として活用できる
フローリングのように転倒しても痛くなりにくいのがメリットです。小さい子どもが部屋中走り回っても、足音が響きにくい特徴もあります。赤ちゃんが昼寝スペースとして活用するのも良いでしょう。
寝室として活用できる
ベッドで眠るのが苦手な人や、小さい子どもと一緒に家族で眠りたい人におすすめです。小さい子どもが布団からはみ出してしまっても、畳の上なので怪我しません。押し入れを併設しておくと、布団を使用しないときは収納できます。
畳の素材は健康に良い
イ草は健康に良いといわれています。香りを嗅ぐことでリラックス効果を得られるだけではなく、空気中の有害物質を吸収する効果もあります。また、室内の温度と湿度を調整する役割も担っているので、1年中快適な生活を送れます。空気清浄機や加湿器を購入する費用を抑えられます。
仏間として活用できる
最近ではリビング用の仏壇も販売されていますが、小さい子どもが部屋中を走り回っているときに仏壇が設置されていると、よろしくない場合があります。和室があれば仏間として活用できるので違和感なく設置できます。
注文住宅に和室を設けるデメリット
3つのデメリットを紹介します。予算の範囲内で畳を購入してください。
メンテナンス費用が発生する
5~7年をめどに畳を張り替えなくてはいけません。経年変化によるものです。また、畳だけではなく襖や障子の張り替えも必要です。そのため、数年ごとにメンテナンス費用が発生することを覚えておきましょう。畳の種類は、国産の高級品から中国産のものまで幅広く提供されています。予算の範囲内で畳の張り替えを依頼しましょう。
ダニやカビが発生しやすい
ダニは食べカスや髪の毛などを放置しておくと発生しやすくなります。また、小さい子どもや室内で飼っているペットがおもらしして拭き取った場合でも、ダニが発生する場合があります。対策として、汚れをそのまま放置せずに掃除します。その後に窓を開けるなどして換気しましょう。カビは梅雨時期に発生しやすくなります。また、布団やカーペットを敷いたままにしておくとカビが発生しやすくなります。対策として、窓を開けるなどして換気することと、こまめに布団などを屋外に干すようにしましょう。
家具を設置しにくい
タンスやテーブルなどを設置すると、畳に跡が付いてしまいます。また、日が当たらない部分と日が当たる部分で色が変化するなど、見た目の変化も起きてしまいます。家具はフローリングの部屋に設置して、仏壇のみ和室に設置するなど工夫しましょう。押し入れを活用する方法も有効です。
和室設計時の注意点
4つの注意点を紹介します。上手に和室を取り入れられるようにしてください。
LDKと隣り合わせる
キッチンやリビングと併設していると、和室だけ孤立することがありません。小さい子どもが和室で昼寝している様子をキッチンで見届けられるので安心です。ただし、来客用に使用することが前提となっているときは、家族が生活している場所から離すなどして工夫しましょう。
小上がりの和室にする
プライベートの空間と家族の存在を感じられる空間の両方を味わえるのが、小上がりの魅力です。読書やテレワークなどの集中したいときに適しています。
和室を洋室に馴染ませる
人気を集めている和モダンにしたい場合は、和室を洋室に馴染ませましょう。この際、障子ではなくカーテンを使用する、畳の色をカラフルにするなどして、インテリアを楽しみましょう。
和室を選択しない
和室を導入する必要性を感じていないときは、無理に和室を作る必要はありません。フローリングに敷ける置き畳を選択することもできます。
まとめ
注文住宅を建てるときに部屋数に限りがある場合は、無理して和室の導入を検討する必要はありません。その場合は置き畳を選択するなどして賢く住宅を建てましょう。和室は来客用に使用できるだけではなく、小さい子どもの昼寝スペースなどにも活用できます。生活に必要な場所であれば前向きに検討してください。さまざまな種類の畳が販売されています。興味がある人は販売店を訪問してみましょう。