注文住宅の内装はどう決める?ポイントを押さえて失敗を防ごう!

公開日:2022/11/15  最終更新日:2022/10/07

注文住宅の購入の際に、内装のデザインで失敗してしまったという方は少なくありません。家づくりでは理想のデザインやこだわりを反映したマイホームが手に入る点が魅力的ですが、一方で手順も多いため要点をしっかりと押さえておくことが大切です。そこで、今回は注文住宅の内装を決める前に知っておくべきポイントについてご紹介します。

注文住宅の内装コーディネートは意外と難しい!

注文住宅の内装コーディネートは、想像以上に難しい作業であるということをしっかりと理解しておくことが重要です。まずは内装コーディネートが難しいといわれる理由について見ていきましょう。

間取りとのバランスを考慮する必要がある

内装コーディネートは壁紙、フローリングなどのカラーやデザインを決めるだけでなく、部屋の形や窓の配置など、その住宅の間取りとのバランスを考慮する必要があります。そのため、デザインだけで内装を決めるのではなく、部屋ごとの機能性、使い勝手、収納量などについてもしっかりと考え、住みやすさとデザインのバランスを取ることが大切です。

家具やインテリアとの相性を考える

内装コーディネートでは、部屋に置かれている家具やインテリアなどとの相性について考えることも重要です。その部屋にどのような家具やインテリアを配置したいのかなど、具体的な室内の雰囲気をイメージしながら、内装のカラーやデザインを決めていきましょう。

注文住宅の代表的な内装デザイン

注文住宅の内装デザインは国や時代ごとに多様化しており、その種類は多岐にわたります。しかし、現代ではインターネットの普及で情報が溢れているため、すべてのデザインを把握するというのは困難ですよね。そこで、人気の高いデザインや定番のデザインなど、代表的な内装デザインに絞って見ていきましょう。

ナチュラル系

天然木の質感や風合いを楽しめるナチュラル系の内装デザインは、性別問わずに人気の高い定番な内装デザインの1つです。さまざまな家具やインテリアとも馴染みやすく、落ち着きのある柔らかな雰囲気の室内を演出できます。また、漆喰などの自然素材の塗り壁との相性も抜群です。

モダン系

モダンデザインは過度な装飾を取り除き、シンプルにまとまったデザインが特徴的です。時代の流行に左右されない普遍的なデザインが魅力的であり、カラーリングにこだわることで、より一層モダンの魅力を引き立てることができます。

また、一口にモダンといってもさまざまなデザインが存在し、シンプルモダン・和モダン・ナチュラルモダンなどバリエーションも豊富です。

北欧風

フィンランドやノルウェーなど北欧から発祥したスタイルを取り入れた北欧風の内装デザインは、自然をモチーフにしたシンプルなデザインと優しい色使いが特徴的です。

北欧風の内装デザインでは、模様が少なく多種類の色を使用しない傾向にあり、アースカラーなどを基調とした落ち着きのある数色のカラーで、シンプルながら温かみのある雰囲気を演出できます。

注文住宅の内装の決め方の手順

これから注文住宅の内装を決める方の中には「どこからはじめればよいのか分からない」とお困りの方も多いかと思われます。そこで、内装デザインを決める際の手順の一例についてご紹介します。

情報収集

まずは理想の内装デザインの参考となる情報を、インターネットなどで調べていきましょう。好みや理想に近い施工事例などをチェックし、デザインを絞っていきながらイメージを固めていく方法がおすすめです。

フローリングの色と材質を決める

内装デザインを決めていく際には室内の雰囲気の大部分を占めるフローリングの材質と色から決めていくことで、おおまかなデザインの方向性を決めていくことができます。

壁・天井の色を決める

フローリングの材質と色に合わせ、壁と天井のカラーも決めていきましょう。

家具・住宅設備・インテリアを決める

内装デザインがある程度決まったら、その雰囲気とマッチする家具やインテリア、照明なども決めていきましょう。質感や配色なども考慮し、室内の雰囲気に溶け込む家具やインテリアを設置することでおしゃれに仕上げることができます。

注文住宅の内装を決める際に注意するべきポイント

最後に、注文住宅の内装デザインを決める際に注意すべきポイントについていくつかご紹介します。

トータルコーディネートを意識する

内装デザインでは、フローリングや壁などひとつひとつの要素ではなく、室内全体を意識したトータルコーディネートの考えが非常に重要となります。

その理由としては、単体ごとにデザインやカラーを決めてしまうと、全体のバランスがうまく取れず、違和感のある仕上がりになってしまう可能性が高いからです。そのため、内装デザインを決めていく際には、室内全体のイメージを掴んだ上で、その配色や質感に溶け込む家具やインテリアなどを合わせていくとよいでしょう。

なるべく実物をチェックする

フローリングや壁紙を選ぶ際に、カタログなどで色を決めてしまい、完成後に「イメージしていた色と違った」と後悔してしまうケースも多いです。そのため、実物のサンプルなどで実際の色や質感をチェックするようにしましょう。

まとめ

ここでは、注文住宅の内装デザインを決める際に参考となるデザインの種類や大まかな手順、注意点についてまとめてご紹介しました。内装デザインを決めていく際には、室内の間取りや家具、インテリアなどにも考慮したトータルコーディネートが非常に重要です。

注文住宅の内装デザインでお困りの方やこれからチャレンジするという方は、ぜひ本記事でご紹介したポイントを参考に、自身に合ったコーディネートをしてみてください!

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